大好きなあの人は生徒会長♡

「私って...
片瀬くんの隣にいてもいい人だと思う?」


自信ないんだ。
そういった私に夢羽は呆れた顔をした。




「ふーん。それがあんたの答えなの?」


「私の...答え?」







「あんたがね。伝えようが伝えまいが...
私たちには関係ない。

でもね?
12年前と今のあんたが片瀬くんを好きになったことに
違いはないし、2度も好きになるなんてすごいことでしょ?
それほど、片瀬くんが好きで魅力的ってことでしょ?

そろそろ自分に嘘つくのもいい加減にしなよ。

伝えなかった12年前の気持ちと、今の気持ちは
どうなるの?

また嘘ついてその気持ち閉じ込めて。

なかったことにするの?」







こんなに心に強く重く響いた言葉があっただろうか。

私にはこんなにも心強い味方がいる。



私は何を怯えていたのだろう。




ここへ来てやっとわかった。


私は...片瀬くんの隣にいてもいい人だと思う?じゃなくて。
片瀬くんの隣にいたいんだ。


ただそれだけなんだ。