大好きなあの人は生徒会長♡

千乃が俺のことを思い出してくれた、
あの日から一週間がたった。



「ねぇ、どうしてこうなるの?」



俺の隣にはほぼ毎日、千乃がいるようになった。



それは、許嫁だからじゃない。
彼女だからでもない。


ただ、俺がそばにいて欲しいだけ。

もちろん、条件付き。



①何もしないこと
②勉強を千乃に教えること


これだけ。


そんなもん、俺にとっちゃ簡単なもんだ。


最初はそう思っていたけど...
千乃が目の前にいるのに。

触れられない。なんて...



こんなに辛いとは思ってもみなかった。