大好きなあの人は生徒会長♡

そして、次々と溢れ出して来る涙たち。



「泣くほど...嫌だったのか?」



さっきまでキラキラと輝いていた
彼の瞳は、今は弱々しかった。







「俺は、12年前のあの時。
本当はいつまでもお前の隣にいて...一緒に生きていくって思ってた。でも...」



でも...?



「親父の都合で全てを潰された。
親父が借金抱えて...母さんとあの家を出た。」



...え?

そんな...辛いこと。


私は、彼をただ責めただけだ。

彼がそんな辛い現実と直面してたのに。



最低なのは...責められてもおかしくないのは。
全部、全部...私だ。