大好きなあの人は生徒会長♡

俺は少しでも千乃の近くにいたいって思ってる。



12年前のあの日。


どうしても引っ越さないといけない。

そうなった時。

幼いながらも1つだけ。



【結婚】という文字が頭をよぎった。



ここで、許嫁として約束すれば
何年後かにまたここで...会えるって思ってた。



俺は、一秒たりとも千乃を忘れたことなんてなかった。

千乃もそうだと思ってた。

でも、現実は甘くなかった。


ここへ戻ってきた俺は、
千乃を探して...この未来学園にたどり着いた。



〝やっと会える...〟

そんな嬉しい気持ちが俺の心を独占してた。



でも、千乃は俺の事見向きもしなかった。

見る以前に覚えても無さそうだった。