大好きなあの人は生徒会長♡

ーーー



「あら、お帰り♪
...どうしたの?そんなに息切らして」


と、不思議そうな顔をしてこちらを見てくる。


「ちょっと、急いで調べものしないとだから!」


と、2階へと駆け上がった。



ー…



自分の部屋へと上がって
部屋の中を探しても中学生からの写真しかない。


「あれ...?」


どこを探しても片瀬くんのような男の子はいない。



私は、仕方なくお母さんに聞くことにした。




ー…




「ねぇ...お母さん」


「どうしたの?具合でも悪い?」


「ううん。違うの...
聞きたいことがあるの」


何?とお母さんは首を傾げた。


私は、息を吸い話始める。




「片瀬翼って子、知ってる?」



私は、彼の名前を発した。





「片瀬...翼...?」


お母さんは、必死に〝片瀬〟という名字を探していた。