大好きなあの人は生徒会長♡

俺はあの後、千乃の手を強引に引っ張り
生徒会長室へと連れ込んだ。

生徒会長室は、生徒会長になったものしか入れないもの。

まぁ、誰にもバレなきゃ怒られやしない。

それに、この学園長は俺の親父。

怒られてもそこまで怖くない。






ー…





部屋の入り口で固まっている千乃を呼んだ。

そして、千乃は動きはじめた...が!


何か考え事をしているのか
俺の方へと向かってズンズンと向かってくる。


どんどん迫って来る距離に俺は、耐え切れず...




「おい、ちけーよ」




と、冷静なフリしてそんな言葉を発した。

もちろん、内心は動揺してた。

だって好きな女の顔がキス出来そうなくらいの距離に
あるなら、誰でも動揺するだろう。




そして俺は、冷静を装って本題に入った。








「なぁ...
俺たちが許嫁ってこと...覚えてねぇーの?」






といった。