大好きなあの人は生徒会長♡

...そうだ。

私は...聞いてしまったからだ。





そう。
彼はもうすぐ...東京へと旅立ってしまう。



これは本人からじゃなく夢羽から聞いた。









「片瀬くん...東京、行くんでしょ?大丈夫?」








そんな言葉を夢羽から投げかけられた。


でも、そんな私は何も答えられなかった。

なぜなら、そんな話ひとつも聞いていなかったから。





彼は何を思って何を考えてて。

私にプロポーズなどしたのだろうか。




私の中には迷いという言葉が
いつしか生まれ始めていた。