大好きなあの人は生徒会長♡

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その場に残された私...







「改めて...久しぶりだね。千乃ちゃん」


「お久しぶりです」


「綺麗になったねぇ...」


「そんな...!
翼くんママも翼くんパパも元気そうでよかったです」




ありがとう。と満面の笑みで答えてくれた。





「そろそろ本題に入ってもいいかな?」


「はい。」



「翼は12年もの間、ずっと千乃ちゃんの事を
考えてたんだ。」



ずっと...




「覚悟はしてたよ。
いつか彼氏彼女になって...結婚もするだろうと。」




翼くんと結婚...
その文字が頭の中でインプットされる。









「俺達は君たちに結婚して欲しいと望んでる。
でも...千乃ちゃん。君は一人娘なんだ。
早希斗(さきと)からすれば考えどころだろう。

簡単には決めないで欲しいんだ。
君のためにも、親のためにも...」




「え...?」





「でも、君が心に決めているなら
僕達はもちろん応援するよ」













こんな素敵な人の息子だから
あんな素敵に育つのだろうか。




私にはかなわない人たちだと距離を感じた。