大好きなあの人は生徒会長♡

ーーー


彼は真波さんにメールして
ここに呼び出す。






ーバンッ






「あれ?どうしたの...?2人で」


と、笑顔だけど目は鋭く私に向けられている。







「あのさぁ...
お前、俺と付き合ってるとか言いふらしてんだ?」


「だって、そうでしょ...?」








「そんなの返事した覚えないんだけど。

それに俺さ。
あんたみたいなのだいっ嫌いなんだよね。

俺が今まで付き合ってきた女、脅してたんだろ?
そういうのまじまりえねぇから。

それでモテてるとか、
自分のこと可愛いとか思ってんの?

いいことしか考えねぇ都合の良い女だな。

てかさ。
俺がいつ、こいつのこと諦めたって言ったよ?」




「なに...それ」



「何泣きそうになってんだよ。
泣きてぇのは俺たちなんだよ!

お前のせいでどれだけのやつが傷ついたよ?

お前がやってきたこと、全部俺からすればマイナスだ。

俺の幸せ奪ってたのは全部、お前だ。」







...確かに、そうだよね。
翼くんの幸せを奪ってたのは真波さんだ。

翼くんの彼女を脅して、潰してきた。

そんなことをして彼女は楽しかったのだろうか。
自分が近づきになれると思ったのだろうか。



私は、私が傷つけられたことよりも。
翼くんを傷つけたことが許せない。


きっとこれからも...許せない。