大好きなあの人は生徒会長♡

「真波さんと...
付き合ってるんだってね...?」


「あぁ。」


「幸せになれるといいね...」






心にもないことを言ってみる。





「それ、正気?」


「正気...だったら?」


「そっか...」



どう思った?
やっぱり最低だって思った?





「ならこうするまでだ..!」


「...?」





ーギュッ



「はな...して!」



彼は私の体をすっぽりと自分の胸へと閉じ込めた。




「もう、離すつもりねぇ。
それに...別れた記憶ねぇーな...」





...え?





「全て聞かせてもらったぜ。
お前の親友たちにな。」




彼は...ただ者じゃない。




「それに!
俺の親友はハッキングが得意なんだわ」



ハッキングって。



「辛い思いさせてゴメンな...?」





それはこっちのセリフだよ。