大好きなあの人は生徒会長♡

ーーー


もちろん、何もする気力がない私は
ひとり図書室へと向かった。


誰もいないシーンとなった図書室。


みんなは授業中で誰一人としてここにはいない。





私は、机に伏せて寝ようとした。





ーガタッ




「...?」


「...!? 千乃...?」



私の目線の先には、
付き合ってた時よりチャラくなった翼くんがいた。






「大丈夫か...?痩せたんじゃねぇーの?」





...どこまで彼は優しいの?
優しくされちゃ...涙か止まらない。

私は涙を見せまいとうつむく。




「痩せてないよ...」



久しぶりに声に出した思い。




そっか。と彼は少し居の離れた場所に腰を下ろした。


今の私達の距離にはちょうどいい。