大好きなあの人は生徒会長♡

ふーん。ちゃんと探しなよ?と
呆れた顔をして自分の席に戻っていった。





「ねぇ...ほんとに家なの?」




...やっぱり、夢羽には叶わないや。




「ううん。ちゃんと持ってきてた...
取られたの...真波遥ちゃんに」


「真波遥ってあの片瀬くんのこと好きで
片瀬くんの彼女を片っ端から潰してきた子でしょ?」



そう。と肩を落とす私に夢羽は言う。






「片瀬くんはこの事...知ってるの?」


「ううん。」


「そっか...
これから言う予定は?」


「ない...言えない...」







「そう。
いう気がないなら無理には言わせない。
でも、これだけは覚えてて。
あんたは一人じゃないんだからね。」







夢羽。
あなたがいるだけでどれだけ救われたんだろう。

私は真波さんと戦ってみせるよ。