翔太との付き合いは長い。
初めて会ったのは、俺が五歳のとき。
親父が交通事故で亡くなり、母さんが俺と七歳年上の姉ちゃんを連れて婆ちゃんの家に戻ったときだ。
婆ちゃんの家は何代もそこで日用品を売る古びた小店。
地元のご近所さんしか買いに来ないそこは、隣接する駐車場の収入で婆ちゃんが食うのがやっとだった。
そこで母さんは朝から晩まで働きにでた。
そのとき俺の世話が大変だろうと、手伝いに来てくれたのが、隣の博昭の母親と翔太の母親だった。
年が離れていようと、時間の許す限り一緒に遊んだ。
いつも博昭を含め三人で遊んだ。
博昭と翔太は同い年で俺の二歳下。
本当に可愛い弟だった。
だが、たまに翔太に博昭へとは違った想いを抱くようになった。
友達とも兄弟とも違う、何とも言えない気持ち。
比較する存在があったからこそ、この想いにすぐ気づいてしまった。
だが、答えを出すのが怖くいつも考えない様にしていた。
初めて会ったのは、俺が五歳のとき。
親父が交通事故で亡くなり、母さんが俺と七歳年上の姉ちゃんを連れて婆ちゃんの家に戻ったときだ。
婆ちゃんの家は何代もそこで日用品を売る古びた小店。
地元のご近所さんしか買いに来ないそこは、隣接する駐車場の収入で婆ちゃんが食うのがやっとだった。
そこで母さんは朝から晩まで働きにでた。
そのとき俺の世話が大変だろうと、手伝いに来てくれたのが、隣の博昭の母親と翔太の母親だった。
年が離れていようと、時間の許す限り一緒に遊んだ。
いつも博昭を含め三人で遊んだ。
博昭と翔太は同い年で俺の二歳下。
本当に可愛い弟だった。
だが、たまに翔太に博昭へとは違った想いを抱くようになった。
友達とも兄弟とも違う、何とも言えない気持ち。
比較する存在があったからこそ、この想いにすぐ気づいてしまった。
だが、答えを出すのが怖くいつも考えない様にしていた。

