いままで…ありがとう

「友紀?」

結局義人君は優菜ちゃんと付き合うんだ。

なら、いっそのこと…私は……

「秀君……」

「何だ…」 

秀君と……

「付き合ってください……」

「……へ?」

新しい道を進んでいこう。

「友紀……」

「私も秀君のことが好きです。だから……」

私が最後まで言いきる前に秀君が…

「待った!」

私の口を手でふさいだ。

そして、秀君は私に顔を近づけて言った。

「俺に言わせて?…友紀、好きです。俺と付き合ってください」

目を見ながら言った秀君に私は、頷いていた。

「マジか……ちょっと待って…俺嬉しすぎる…」 

そういって秀君は私のおでこに自分のおでこをつけた。

そんな光景を誰かが見ているとも知らずに。