いままで…ありがとう

私はそれから義人君とは話していない。

話しは義人君からかけてきて嬉しいと思っているけれど、優菜ちゃんのことを考えると心が痛みつい、避けてしまっている。

そのかわり、秀君といることが多くなった。

何故か、秀君といると心が落ち着く。

昨日だって、

「友紀?どうした?体調悪いのか?」

「プハハッ!何言ってんだよー」

と、接してくれる。

楽しく感じるのはこの時間もあった。

でも、秀君を恋愛感情としてみることはなかった。

私は義人君が好きだから。