いままで…ありがとう

「ねぇ………友紀、ちゃん?」

後ろから私を呼ぶ優菜ちゃん。

私は正直返事がしたくなかったが………

「な、何優菜ちゃん」

返事をすると共に後ろを向いた。

優菜ちゃんは真剣な顔で私を見ている。

私は心の奥で嫌な予感がした。

「頼みたい事があるんだ」

「う、うん」

やだ、聞きたくない。
本当はこんなこと言いたくないのに。

そして私の予感は的中していた。

「義人君と私の恋………応援、してくれないかな?」

頭が真っ白になった。
胸がズキズキと痛んでいる。

私は嫌だった、応援したくなかった…

けれど私は………

「う、ん」

こう答えてしまった。

「本当に!ありがとう!!」

優菜ちゃんはそう言うと私の手を握った。