いままで…ありがとう

「はぁー!?」

秀君の叫び声が教室に響く。

そして、秀君は直木君の肩を上下に
揺らした。

なにをそんなに焦っているんだろう?

「てめぇ直木!何してくれてんだ!? 
先生!取り消し取り消し!!」

秀君は先生に向かいそう言うが………

「秀がやってくれるとはな~……いっぱい
来るぞ~」 

と一人呟きながら言っていた。

秀君は諦めたのか机に伏せた。
何か、見ているとかわいそうな気がした。

私はもう一度優菜ちゃんを見た。

しかし私はこの光景を見て後悔した。

「義人君………」
 
優菜ちゃんは義人君の事をじっと見ていた。
しかも、頬を赤く染めながら。

ズキッ!

私は胸の奥が張り裂けそうだった。
手で胸を抑え、前を向いた。

私はこのときわかった、
優菜ちゃんは義人君の事が好きなんだと。