「よぉーし!!胆試し始めるぞ!!!」

「「おぉー!!」」

あぁ…きてしまった胆試し………最悪だ。

あれから私はカレーも食べ、お風呂にも
入ったのである。

でも、同じ班だった夏見ちゃんの様子が
いつもより元気がなかった。

どうしたんだろう?

今もみんなと離れた場所で一人うつむいている。

私はそんな夏見ちゃんを呼ぼうと、
行こうとした………が

ガシッ

「っ!?」

「友紀……先生がペア同士で並べって、
俺達は5番目にいくらしいぞ」

私の腕を掴んで言ってくれた義人君。

「わ、わかったよ」

私は夏見ちゃんを見ると、秀君と
一緒に立っている光景が見えた。

そのときの夏見ちゃんは笑顔だった。

よかった……いつもの夏見ちゃんだ。

私は安心して回り、義人君の背中に
ついていった。