夏見side

あれから私達は先生に怒鳴られると
めんどくさいので森を抜けた。

「んー!あぁーすごかった!けど
もう少し探検したかったなー!」

私は両手を上に上げ、言った。

すると、義人は回りを見渡していた。

どうしたのかな?

「みんな……友紀は…どこだ………」

え?友紀……

「本当だ!いねぇ!」

勇気が友紀いないことに気がついた。

嘘っ?友紀………

「探しに行かなきゃ!」

私は森へもう一度戻ろうとした…

すると……

ポツン、ポタポタ……

「雨………」

秀が手を空へ向けて言った。

しかし私はそんな場合じゃない………
一刻も早く友紀を探さないと!

そんなことばかりが頭にあった…

「みんな!戻れよー!!」

先生の言葉が響いた……

「おい!夏見、義人!いったん戻るぞ!
探すのはあとだ!」

「やだやだぁ!!友紀を早く!
探さないと!そうしないと………」

「そうだ!!俺達の所に雨が降ってる
ていうことは友紀の所にも……」

「だから早く集まるんだよ!行くぞ!」

秀と勇気に引っ張られ集まる私達。