いままで…ありがとう

カサカサッ

前へ前へと進む私達。

「うわー!すごい木!」

大きな木を指差して言う夏見ちゃん……と

「ほんとだスッゲー!」

夏見ちゃんにつられて言う勇気くん。

私からこの二人を見ているとまるで
森の中を遊ぶ子供たちに見えてくる。

「おい!あんまり遠くに行くなよ
おまえらー!!」

そして、その様子を見て忠告する義人君。

家族みたい……

私もこんなときはあったんだったっけ……

そんな事を思うと私は悲しくなってきた。

「!?……どうした……友紀?」

「………え?」

秀君が私の顔を見て何か気づいた。