「じゃあ夏見ちゃんは……
誰と組んだの?」

私はつい気になって聞いてみた。

夏見ちゃんは、はぁ~…と
ため息をつき、顔をまた机につけた。

「秀…秀よ……」

え?秀君?別にまだいい方だと思うけど……

私は夏見ちゃんを不思議に思った。

「どうしてそんなに嫌なの?」

私の思っていたことを言ってくれる
菜々子ちゃん。

私もその理由を聞いてみようと思った。

すると、夏見ちゃんはいきなり立ち上がり
私達の方向を見た。

「だって!私と全く違う性格の人と
胆試しに行くのよ!」

あぁ……そういうことか………

確かに私だったら嫌だな……

そんなことを思っていると、
いつの間にかキャンプの日になっていた……