「いってきます…」

私は母にそうドアから
言うと、母は静かに返事をしてくれた。


ざわざわ


「…………」

高校の門の前…
いろんな人達の声が今にも聞こえる…

昨日は始業式があったけれど
友達はまだ出来なかった。

今日こそは…私はそんな事を
心に思い、門を潜り抜ける。

「……えっと…」

確か私のクラスは1年5組だったはず。


ガラガラっ……


教室に入る私…
まだ教室には少ししか人が来ていない。