チュンチュン

「………ん…」

私はまたいつものように
すずめの鳴き声で起き、
学校の支度をした。

コンコン

「……友紀ちゃん…ご飯よ…」

「はい」

そして、またいつものように
母とこれだけの会話をする……

私にとってもこれだけの会話でも
少しは嬉しい…
無視をするよりはマシな方。

まず、黒い髪の毛をクシで
とかし、前髪をピンでとめる。

これで朝の準備は半分おわった。

あとは、ご飯を食べ、歯を磨くだけ。

相変わらず変わらない生活…

しかし、慣れてきたのでもう、
そんな事はどうでもいいと思った。