いままで…ありがとう

「な、なぁに?」

とにかく返事をしようと言葉を出してみた。

笑顔で言ったみたいだけど、上手く笑えたかな?

女の子を見ると、ニコニコ笑って人形を指差した。

「一緒に、人形で遊ぼ♪」

「え?」

一緒に…遊ぶ?

私はいままで一人で遊んでいたけれど、一緒に遊んでいることはなかった。

嬉しくなって顔が赤くなりそうになった。

「うん♪」

この日から私の人生は大きく変わった。

毎日のように私は、人形や遊具で遊んでたりした。

そして、みんなの輪の中に入って遊んだりもした。

一人で遊んでいた自分が今では恥ずかしく感じた。

「私は、鈴木友紀って言うの。あなたの名前は?」

一日目で遊んだときに聞いた質問。

その子はこのあと、こう答えた。

「私は、田口夏見だよ。よろしくね♪」

ここから私と夏見ちゃんは出会った。