「じゃーねー友紀!」

「バイバイ…夏見ちゃん…」

幼稚園の頃の私達……

まだ…幸せな頃だった……

茶色な髪が風に揺れる夏見ちゃん。

そして…それをただただ見つめる私。

夏見ちゃんは私と違って、
明るく振る舞ったり…元気でいたり……

全て私と違った…

けれど夏見ちゃんは私を
友達として振る舞ってくれた。


たった一人の友達…