わたしの日常 〜極普通な毎日〜

「ほらー静かにしろー。年齢は24歳!担当は数学。お前ら算数好きだろ!」
誇らしげに言う先生に対して生徒は呆気にとられている。
入学当日にいきなりこんな変なテンションで自己紹介とかされてもどう反応すればいいかわからないに決まってるのにあほだなぁ。

「おいお前らアホだなって目線で見るな。あれだろ。永遠虹先生なんて呼びにくいだろ。だから『にじせん』でいいよ。返事してやろう。」

教室内はクスクスと笑い声で埋まる。

「まぁ自己紹介はこれで終わりだ。んー…もうそろそろ入学式か。あ!そうだ!忘れてた!」

先生はいきなり慌てだす。
何を忘れたんだろう…?
どうせわたしには関係ないし!いっか!

……にじせんこっち見てないか?


「お前!水野だっけ!お前あれだろ!新入生代表!」