わたしの日常 〜極普通な毎日〜

「先生、水野さんが頭叩いてほしいそうです。」

は!?ちょ!え!?

「え!?あたし言ってないよ!?ねえ!?せりちゃん!?」
「ん、わかったわかった。とりあえずお前ら席着け。遅刻の罪は重いぞ~」
「遅刻じゃないんじゃ…」

わーわー言いながら席に着いた。

席は出席番号順で決まっていた。

あたしの隣の席は幼馴染みの宮田 徹(みやた とおる)だった。
「あれ、とおるじゃん。」
小声で徹に話しかけてみる。

徹は幼稚園が一緒で小1の頃も出席番号が同じで隣の席だった。
もうとにかくうざい。よく小1の頃蹴られたっけ…。
結構痛い。

「まなかかよ…七海とかのがよかった…」

え、すっごい嫌われてんじゃん、あたし。