貢が腰を上げると「おはようございます」部屋の外で女将コルキの声がした。
貢は急ぎ、内緒声でコルキに事情を話す。
「承知しました。道具をお持ちいたします」
コルキは表情1つ変えず、冷静に応じたように見えた。
連休前に改装したのは離れの棟だけだ。
が、離れの棟以外に異常がないという保障ははい。
事を荒立て警察沙汰にはしたくない。
コルキは、ここは……彼に調査をと連絡をとる。
コルキは、もしかしたら旅館だけの異常ではないのかもしれないとも思う。
木六本の母、梅サクラの千里眼とも言われる占いも聞いておきたい。
あれこれと策を巡らすコルキだった。
朝食後。
持ってこられたドライバーで、コンセントをばらすとチップ型の盗聴器が見つかった。
貢は急ぎ、内緒声でコルキに事情を話す。
「承知しました。道具をお持ちいたします」
コルキは表情1つ変えず、冷静に応じたように見えた。
連休前に改装したのは離れの棟だけだ。
が、離れの棟以外に異常がないという保障ははい。
事を荒立て警察沙汰にはしたくない。
コルキは、ここは……彼に調査をと連絡をとる。
コルキは、もしかしたら旅館だけの異常ではないのかもしれないとも思う。
木六本の母、梅サクラの千里眼とも言われる占いも聞いておきたい。
あれこれと策を巡らすコルキだった。
朝食後。
持ってこられたドライバーで、コンセントをばらすとチップ型の盗聴器が見つかった。



