「どうやら横文字には疎いようだな、……ロックは聴かないか?」

「ロックですか? ロックのお酒でしたら少々たしなみますけど……」

「Σ(・□・;)……琴姫……腹が……痛い……」

「すみません(o>ω<o)」

「……たしか、そのポスターのヴァイオリニストが、大二郎と初めて会った時に弾いた曲らしい」

横っ腹を押さえ、笑いを堪えながら話す、しましまパンツマンの顔は、ヘルメットに隠れ僅かしかみえないが、琴姫は暖かな優しさを感じた。

「このポスターのヴァイオリニストが、大二郎さんと?……かたぎの方ですわよね」

「……すまん…可笑し…すぎて……」

「すみませんっ」

琴姫は顔を赤らめる。