そして電車から下りて家まで歩いていた
「あのさ､ちょっと聞いてもいいか!?」
突然涼太から話しかけられた。
「え、いいけど。」
「岡田の事だけどさ、あいつ野球やってたよな!?」
「え!?な、なんで？」
「俺さ中学のとき野球部だったんだ。中3の最後の中体連で一番初めに戦ったとこに岡田っていう凄いピッチャーがいるって聞いてたけど当日にいなくてさ、結構どこの野球部でもあいつは有名で、そして高校2
年であいつの名前見てあいつはもしかしてって思ったんだけど。あたってる？」
「うん。優矢はね今の学校に部活の推薦が来てたの。でも色々あって。この学校には一般入試を受けて入ったって聞いてる。」
「ゆづはさ色々の理由しってんの？」
「えっ、あ、いやその。」
「言いたくなければいいんだ。たださ凄い有名だったピッチャーがさ中体連出れなくなった理由がさ皆知りたがってたし色んな噂までたってたから。」
「色んな噂って？」
「ひどいのでは学校でレイプしたとか。」
「違うっ!!!!優矢はそんなことしてない!!!!」
つい大きな声が出てしまった。
「あ、ごめんな。やっぱり噂とか本気にしたらダメだよね。ごめんな。」
そのあとの涼太との会話はあまり覚えていない。
