ガタンゴトン…

結局断る事が出来ず…電車にゆらゆら揺れている。

「あの、どこで降りるの??」

「お前が降りるとこ。」

もう、仕方ない。諦めるか…

「ここから18個先のとこ。」

「えっ!?ってかさ、何でこの学校通ってるのか。滑り止めでもこんな田舎の高校よりもが成績はいいだろ。それにゆづの頭なら公立高校確実に行けたろ。」

そう、ここ福岡では東京とかと違い
成績がいい人はたいてい公立高校に行く。
でも私がこの高校を決めたのには理由があった。


「まあ先生には何度も反対された。でもどうしてもこの学校に行きたかったの。」


「え、なんで??」