中2に進級し新たな気持ちの私。
クラス発表に期待と不安を抱きなから登校しました。

「水帆、水帆。え〜っと」
4クラスある私の学年。一組から探していくが名前が見つからない。
「見っけ!須賀水帆、2組だ」

私の名前は須賀水帆。胸まである髪は茶色く染まり、高めのポニーテール。そして、身長は中2に見えないほど小さい。成績は悪いとしかいいようがないくらいバカ。
名簿から自分の名前を見つけ、2組のメンバーを確認した。
「うん、悪くない」

メンバーを見るとジャニオタが集結していた。
「水帆、同クラだったね」
「うん、嬉しい」
声をかけてきたのは、同じ先輩に興味をもっていてよく話す、桐山織香(きりやまおりか)。織香は、長身で腰まであるであろう、黒髪のストレートで、可愛い。そして興味をもっているという先輩は、イケメンのバスケ部に所属している3年生。