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★親友。


 「よっ!久しぶりー。」
 「おぉー、きたきた!」

 近くのファミレスで。
 元同中のメンバーが集まっていた。
 
 「元気ー?」
 「元気だよ。さおり達も元気そうね。」
 「相変わらずねぇ(笑)」


 久しぶりで嬉しい。
 っと、千夏は窓際にいるやつをみつけた。
 そして、ゆっくり近づき、鞄で頭をぽんっと叩いた。
 「いたっ…。」
 「軽きだったけど?」
 「うん。嘘。痛くなかった。」
 そう言ってそいつは、クスリと笑った。
 
 古田雅。違う高校だが、千夏の親友。
 雅は、樹里とよく似た笑顔で千夏を見る。だから、愛着がつくのであろう。
 千夏は雅の前に座った。
 

 「久しぶり。どう?学校生活は?」
 千夏が聞いた。
 「別にー。大して中学の時と変わんない。」
 そう言って、隣の席で騒いでる奴らを見た。

 良、沙織、翔平に香奈美、秀に麻美。そして、千夏、樹里、浩輔、雅。

 よく、一緒にいたのを思い出した。



 「変わったことと言えば、お前らがいなくなったことと、知らない人が増えたことと、環境が少し変わったことくらい。あとは今までどーりだよ。」