「俺は、堂上慎。」

(ん?どっかで聞いた気が・・・?
 まっいーや。)


 「私は晴香。」

 



 「んで、晴香?
 なんでぬれてんの?」

 慎がもう一度聞いてくる。


 「いじめ?」

 私はにやっと笑いながらこたえた。

 「へぇ。」

 (あれ?意外と驚かないのね。つまんない。)