塑優史side


珍しい子、見つけた。

俺が目の前にいてもよってこない。

俺より勉強って感じだな。


よってくる女子たちを、さりげなく避けて、
俺は、あの子が行った道を通った。


ついたのは図書室。


どうせ、また、勉強してんだろ。


そう思いながら扉をあけた。