先生、私に先生のキスを下さい!~高校編~





「ああ。悪かったな、引き留めて。」


「いえ、大丈夫です。」


私は、持ってきた道具を手に持ち、図書室から出ようとした。


「……うわぁっ!!」


その時、段差につまずいて、倒れそうになる。


「っと、あぶない。」


先生は、私のお腹に手を回し、後ろから支えてくれた。


「あ、すみません。
ありがとうございます。」


「意外とドジなんだな。」


先生はククッと笑ってそういった。


「もうっ、笑わないでくださいよ。」