「ここですよ。」


校舎裏まできた。

私は、もう戻ろうと、男に背を向ける。

すると、肩を掴まれ、壁に押し当てられる。


「な、なにするんです?
離してください。」


「イヤだね。君が悪いんだよ。

さぁ、俺といいことしようか。」


そういわれたとたん、ゾクッと鳥肌がたち、嫌な思い出が頭をよぎった。


「いやです。離してくださいっ!!」


私が抵抗しても、無意味。
手首を掴まれ、頭の上で1つにされる。