「俺…… 梨穂のことが好きになっちまった…。」 「え?先生…何を…。」 先生は、私の腕を引っ張り、抱き締めた。 「だめってことは知ってる。 でも、気持ちを抑えられない。 たとえ、兄妹でも、他の男と仲良くしてるのは見たくないんだよ…。」 「先生、それ、恋っていうんですか?」 「はっ? ………まあ、そうじゃねぇのか?」 「じゃあ、私も先生のことが好きなんですね。 私も、先生が他の女子と仲良く話してるの、見たくないんですもん。」