先生、私に先生のキスを下さい!~高校編~





まあ、私には優しいんだけど。

それは、多分、過去にいろいろあったからだと思うけど。


「梨穂……。」


「何?」


「俺がいるから。頼れよ?」


「うん。分かってるって。

あんな昔のこと気にしないで?」


「………ああ。」


それから、乃樹はしゃべらず、
椅子に座って、私が終わるのを待っててくれた。