「そんなこと言わないで。」 そういって、男は太股を触ってきた。 「ちょ、ちょっと、そういうのは困ります。」 「えー、いいじゃん。」 「おい、梨穂がいやがってるだろ。」 その時、助けてくれたのは、 「乃樹……。」 双子の兄、乃樹(ダイキ)。 「チッ、邪魔しやがって。」 男はそういうと去っていった。