そして、その日から、
先生に近づく女子たちを見てると、
なぜか苛々するようになった。


もう、勉強なんか集中できなくって、
少しでも、静かなところに行きたくて、また図書室にきた。


私は椅子に座って、ただボーッとしてた。


その時、図書室の扉があく。


「梨穂、やっぱりココにいたな。」


「神山先生…?」


「珍しく、勉強に集中できてないみたいだから、様子、見に来た。」