先生のことはまだ好き。大好き。 だから、諦めることも、忘れることもできない。 そして、先生のことが気になって、勉強も全く捗らない。 これじゃ、テストだって……。 あー、もう、どうすればいいんだろう、私。 教室でぼーっとしながら考える。 「榛原さん。」 その時、突然、名前を呼ばれた。 ………神山先生に。