身代わりの彼女。





やっぱりきらわれてたんだ。

ダメだな…、私。

こんな思いするなら近づかなきゃ良かった。

助けて…。

ーー助けて…、か。

私が昔思ってたことと一緒だ。

私も思ってたなぁ、車に引かれる前ぐらいから。

ーー車に引かれる前…?

ドクンッ…

何で?

車に引かれる前って…、確か…


この腕の傷を作ってからだよね…?

たしか麻美さんが私の腕を刺して…、それから翔吾と出会った。

ーー麻美さん…?

麻美さんは…、有海くんの彼女?

で…、翔吾は有海くんの親友…。

ドクンッ、ドクンッ。

嘘っ…、私…

このまま忘れたままだったら良かった。