身代わりの彼女。




俺は退院する日をまだ有栖に伝えられなかった。

何故かと言うと、ある日からぱったりと有栖が来なくなったから。

伝えたかった、あのハンバーグを食べたかった。

俺は…、明日退院する。

ずっとずっと待ち焦がれていた退院。

ずっとずっと食べたかったハンバーグが食べたかった。

だが、有栖は来なくなったから、俺はどうしようもない。


有栖?どうしたんだ?

俺の…、せいか?

なら、謝るから…。

何度だって謝るから、俺を置いて逝かないでくれ…。

俺を1人にしないでくれっ…。