身代わりの彼女。




次の日、学校に行くと私の机は無かった。

『あら?叶さん、学校来たの?』

『昨日来なかったから、もう来ないかと思って机処分しちゃった。』

『クスクス。』

ウザい。

目障り。

消えろ。

私の心が真っ黒に染まった瞬間だった。

『あのさ、あんた達本当なウザいし目障りなんだよね、私の前から消えてくれない?マジで吐き気すらするから。』

私は怒りの感情を彼女達にぶつけた。

まぁ、机が無いなら仕方ないか。

私は屋上へと向かった。

『んー!』

私は大きく伸びをした。

そしてゆっくりと腰を下ろした。

空は真っ青の晴天。

そして、暖かな日差し。

私は眠くなった。

私の周りを生暖かい風が吹く。

私が寝かけていたその時…、

『おい!叶 有栖。』

その声に私の意識はすぐさまこちらの世界へと引き戻された。

『サボリか?』

私は声のする方へ顔を向ける。

するとそこには…、

『有海くん?どうしてここに?』

『別に。』

『ふーん。』

私はまた夢の世界へと入り込んだ。