身代わりの彼女。




そこには、燃えるように真っ赤な空が広がっていた。

『綺麗…。』

『何がだ?』

後ろから声が聞こえた。

その声は私が1番今聞きたくなかった声だった。

私は静かに立ち上がり、公園の出口へと静かに歩く。

もちろん後ろなんか振り返らずに。

あとちょっとで公園の外に出れると言うところで、その人に声をかけられた。

『おい、シカトか?』

『……。』

私は無視して走り出した。

『おい!!ちょっ…!待てよっ!!』

その人は追いかけてくる。

どんどん2人の差は詰まっていく。