身代わりの彼女。



『ちょっ!!俺、3年間も眠ってたのか!?

しかも、人を勝手に殺すな。』

『私、さみしかった。

あと、もしって私言ったよね?』

『ごめんな…、もうお前を…


有栖をひとりぼっちにはしない。』

『本当…?』

『ああ、絶対だ!!』

『お兄ちゃんっ!!大好きっ!!』

『俺も…、好きだよ。』

有栖はその小さな小さな背中で全部背負ってきたんだ…。

そう思うと俺は何にもせず眠っていたことに腹だたしくなった。

『ごめんな…、さみしかったよな?』

『もう、私の前から居なくならないでね?

私を置いて逝かないでね?』

有栖は、そう言って可愛く、綺麗に笑った。