身代わりの彼女。





無意識だった…。

そんな言い訳が通用するはずなんかないよな。

飛鳥が麻美に刺されて…、危険な状態だった。

しかも…、俺はちゃんと守ると言ったのに…、ダメだった。

飛鳥は一命は取り留めたがまだ意識が戻ってなかった。

だから、目が覚めた時だけでもそばに居てやりたかった。

でも、そのせいで…俺の一番大事なはずの人を…、


傷つけてしまったなんて…。

きっと…、有栖は待ってたんだ。

ごめんな、もう大丈夫だから一緒に病院に行こうって言葉を…。

いや…、言葉じゃなくてもいい。

メールの一つくらい入れれば良かった。

馬鹿だな…、俺。

大馬鹿だ…。

今からでも…、メールを入れて見ようか?

そう思って、俺はメールをした。

でも…、何日経っても返事は返って来なかった。