身代わりの彼女。




その手紙には…、



“大樹へ。


ごめんね、大樹。
きっとあなたがこの手紙を読む頃、もう私は日本には居ないでしょう。
ごめんね、今までいっぱい迷惑かけて。
でも、もう迷惑はかけません。
どうか、私のことは忘れて、飛鳥ちゃんと幸せになって下さい。
初恋をどうもありがとう。
さようなら。

有栖より。



と有栖の可愛い文字つづってあった。


って…、ん?

この手紙を読む頃、私は日本に居ない?
どーゆー意味だ?

俺は葉月に聞いた。すると……、

『ごめんね、ずっと口止めされてたし、自分でちゃんと言うって言ってたから大丈夫かと思ったんだけど…、この様子じゃ聞いてないよね?

じゃあ、話すね…。

有栖は…、アメリカに留学したの。

有栖の両親は、日本人とアメリカ人で有栖はハーフだったでしょ?

でね、有栖の両親が有栖と2年だけこちらで一緒に暮らしたいって感じで言われたんだって。

もちろん、もう…有栖は日本に居ないよ。』

は…?

どーゆーことだよ…。

意味、わかんねぇよ。