身代わりの彼女。





私は立ち上がり急いで彼から離れた。

そして走って屋上へと向かった。

怖い…。

彼は麻美さんのものなんだもんね。

私はダメなんだよね。

私はその場にうずくまった。

ダメだよ…、泣いちゃ。

我慢しなきゃ。

私、いつからこんなに弱くなったんだろう…。

ちゃんと防御壁は張ってあったのに…。

こんなになるなんて思わない。

大樹…、ごめん。

もう君と目を合わせられないよ…。


バンッッ。


ビクッと私は肩を震わした。

『やっぱりここに居たのか。』

『だっ…大樹。』

どうしておってくるの?